視点;イラン国民に対する米米措置のテロ性を知らしめた新型コロナウイルス
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ローハーニー大統領
ローハーニー・イラン大統領が、「アメリカは常にテロリストだったが、米現政権は、新型コロナウイルス蔓延の中イランへの医薬品搬入を妨害するという、前代未聞の醜悪政権である」と語りました。
ローハーニー大統領は13日水曜、閣議においてアメリカの政府要人らによる昨今の反イラン的な立場表明に反発し、「ホワイトハウス内には、得体の知れぬ一連の輩が陣取っており、特に米現国務長官は政治のイロハすら学んでいない」と述べています。
新型コロナウイルスの世界的な流行と時を同じくして、イランへの医療器材や医薬品の搬入は制裁の対象外であるとする、アメリカの政治家らの主張が虚偽であることが判明しました。新型コロナウイルス禍の最中に、ホワイトハウス内の人物らはイラン国民に対する最大限の圧力行使政策を強調し、報道各社に対して「イランに対する医療器材や医薬品の輸出ルートは閉鎖されていない」と主張しています。
しかし、こうした主張とは裏腹に、彼らの主張の基盤となっている、医薬品やそのほかの医療必需品をはじめとした人道物資取引のための金融ルートは、事実上機能していません。
この点に関して、スイス政府は最近、「イランへの医薬品や医療器材搬入目的だとアメリカが銘打っている金融ルートは、特にこれといった成果を挙げておらず、このルートを経由しての特段の取引はなにひとつ実施されていない」と表明しました。
イランとの人道物資の取引の簡易化を目的とした金融ルートの定義や設置は利用不可能となっているのが現実です。なぜなら各金融機関は、世界規模での制裁への違反を理由としたアメリカの懲罰的措置を懸念しているからです。
アメリカ政府は、イラン国民に対する制裁や最大限の圧力行使の続行に固執することで、モラルに違反し基本的人権を蹂躙しているのみならず、イラン国内の罪なき一般市民の大多数の生活を危険に陥れています。
その一方で、新型コロナウイルスの世界的流行への対処にあたり、このウイルスやアメリカの制裁という別種のウイルスが、イランの医療面での可能性を大きく制限したにもかかわらず、知識ベースの企業の能力のすべてを駆使し、また全国民を総動員することで、イランは新型コロナウイルス対策の上での医療面での基本的なニーズを確保し、今やこれらを国外に輸出する段階にまで到達しているのです。
イランにおける新型コロナウイルスの抑制管理ぶりは、アメリカによる圧政的な制裁をものともせず、改めて国際社会に対し、アメリカによる最大限の圧力行使や外交面でのイラン孤立化政策が事実上失敗し、アメリカのこのやり方に同調しているのが世界のごくわずかな国に限られていることを改めて示した形となりました。
この点に関して、アメリカの国際金融情報サイト・ブルームバーグは13日水曜、報告の中で止まる所を知らない米の対イラン工作に触れ、「ポンペオ米国務長官は、核合意署名国の輪の外側から他国をアメリカに同調させることができなかった。各国は、反イラン的なアメリカの憶測には追従しなかった」と報じました。
イランに対するアメリカの制裁や最大限の圧力行使政策が失敗したことで、アメリカの政治家らは最近、外交以外の方法を取らざるを得なくなっています。このことは、彼らが新型コロナウイルスの戦いの真っ只中にあるイラン国民に対し、彼らの一連のテロ行為が最高潮に達していることを意味しているのです。
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