世界におけるイランの位置づけ(30)
世界におけるトマト生産量の順位
6月 06, 2020 15:26 Asia/Tokyo
皆さまは、イランがトマトの生産量において世界で第7位であることをご存知でしょうか?
イランは農業生産品の3分の1の品目において、世界で10位以内の生産量を誇ります。今回は、それらの世界生産量で高位を占める品目として、トマトとその生産についてご説明します。
トマトは果物でしょうか、それとも野菜でしょうか?この疑問はこれまで常に存在してきましたが、その答えは、「果物でもあり、野菜でもある」です。トマトは特例的な、栄養学の専門家らからは野菜の一種として見なされている果物なのです。トマトは生食、加熱調理の両方に使え、ソース、ジュース、ペーストとしても非常に好まれています。また、世界全体の年間収穫量は少なくとも1億7000万トンにのぼり、最も多く食されている果物と言えます。トマトに含まれるナイアシン、葉酸、ビタミンB6は、心臓病のリスク軽減にも効果があります。
FAO国連食糧農業機関の統計によると、世界第1位のトマト生産国は中国で、2016年には5630万9000トンを生産しています。これに続くのは、2位インドの1840万トン、3位米国の1300万トンです。イランでは年間640万トンのトマトが生産され、世界では第7位、西アジアではトルコとエジプトに次ぐ第3位の生産国となっています。
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