イラン外相が30日、安保理で演説 決議2231の施行をめぐり
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ムーサヴィー・イラン外務省報道官が、国連安保理でネット形式によザリーフ・イラン外相が演説する予定であることを明らかにしました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
6月 29, 2020 18:44 Asia/Tokyo
  • ムーサヴィー報道官
    ムーサヴィー報道官

ムーサヴィー・イラン外務省報道官が、国連安保理でネット形式によザリーフ・イラン外相が演説する予定であることを明らかにしました。

ムーサヴィー報道官は29日月曜、記者会見し、「ザリーフ外相は30日火曜、安保理会合において決議2231の施行に関して演説する」と述べました。

また、米国が対イラン武器禁輸制裁延長に向けた工作に躍起になっていることを指摘し、「米国は、決議2231を持ち出して核合意の成果に疑問を呈したり、紛争解消システムを適用したりできる立場にない」としました。

さらに、イランとほかの国連安保理理事国との間で行われた協議にも触れ、「彼らは米国のこうした行動を糾弾している。よって米国がこれに関して手痛い失敗をこうむることが予想される」と語りました。

安保理決議2231の骨子の1つをなす、対イラン武器制裁の期限が今秋10月18日に迫っていることから、トランプ米政権はイランに対する新たな工作を展開し、安保理に新たな草案を提出して対イラン武器制裁の無期限の延長を試みています。

この決議採択のためには、15の安保理理事国のうち9カ国の賛成票に加え、いずれの常任理事国も拒否権を行使しないことが必要になります。

なお、常任理事国のうち、この草案を起草した米国以外の国(ロシア、中国、英、仏)は、この問題に関する米国の工作に反対を表明しています。

 

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