米戦闘機がイラン旅客機の飛行を妨害、航空安全の明らかな侵害
https://parstoday.ir/ja/news/iran-i64057-米戦闘機がイラン旅客機の飛行を妨害_航空安全の明らかな侵害
アメリカの戦闘機2機が、シリア上空でイラン・マーハーン航空の旅客機に異常接近し、この中で乗客に複数の負傷者が出ました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
7月 25, 2020 03:52 Asia/Tokyo

アメリカの戦闘機2機が、シリア上空でイラン・マーハーン航空の旅客機に異常接近し、この中で乗客に複数の負傷者が出ました。

23日木曜、マーハーン航空IRM1152便がテヘランを離陸後、レバノンベイルートに向けてシリア上空を飛行中に、アメリカの戦闘機が異常接近しました。

旅客機の機長が戦闘機との衝突を回避するため、緊急退避行動をとり機体を急降下させたことから、複数の乗客が負傷しました。

問題の戦闘機は、マーハーン航空機まで100メートルという位置にまで接近しています。

また、意図的にイラン旅客機の背後に隠れて、シリア対空防衛システムにこの旅客機への砲撃を誘発させようとした、といわれています。

このマーハーン機は、ベイルート空港に着陸した後、24日金曜未明に、テヘランのイマーム・ホメイニー空港に戻りました。

タフテラヴァーンチー・イラン国連大使は、グテーレス国連事務総長に電話で緊急連絡をとり、「イランは、この旅客機に発生したあらゆる事故・事件に関して、アメリカにその責任を問う」と通告しています。

ムーサヴィー・イラン外務省報道官も、「現在、この事故の詳細を捜査中だ。完全な情報が得られ次第、法的・政治的に必要な措置を講じることになる」と述べました。

イラン民間航空機関CAO)も公示を発表し、「アメリカの戦闘機がイラン旅客機に異常接近したことは、国際法や航空規約・規準に対する違反の最たる例である」とし、ICAO国際民間航空機関理事会がこの問題を早急に調査するよう求めています。

ジョネイディ・イラン副大統領(法務担当)は、「アメリカによる今回の行動は、国際民間航空条約(シカゴ条約)および、1971年モントリオール条約(民間航空不法行為. 防止条約)への違反であるとともに、国際法の明白な原則をも踏みにじったことになる」と批判しました。

ジョネイディ・イラン法務担当副大統領

 

CENTCOMアメリカ中央軍のビル・アーバン報道官は、今回アメリカの戦闘機がイラン旅客機に妨害行為をはたらいた事実を認めつつも、「今回の措置は専門的なもので、国際基準にのっとった行為だった」と主張しています。

アメリカはイランイラク戦争末期の1988年7月3日、ペルシャ湾上空を飛行中だったイラン航空の旅客機を、巡洋艦ヴィンセンスからの2発のミサイル発射により撃墜し、これにより子供66人、女性53人を含む乗客290人全員が殉教しました。

この事件の後、アメリカ側はこの許されざる犯罪を正当化するため、多数の矛盾をはらんだ理由を並べ立て、この敵対行為を誤射と吹聴しようとしました。

しかし、巡洋艦ヴィンセンスが最新鋭のレーダーシステムを備え、飛行中の機体が旅客機であることが明白だったことから、これが誤射ではなく、完全な敵対行為であったことが判明しました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

 https://soundcloud.com/user-614960283