視点:最高指導者の指摘 米国の制裁はイラン国民に対する犯罪
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ハーメネイー師が犠牲祭の日にテレビ演説
イスラム革命最高指導者が、米国の制裁はイラン国民に対する犯罪であるとし、この敵に対し立ち上がる必要性を強調しました。
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、先月31日金曜、イスラムの重要な祝祭日である犠牲祭にイラン国民に向かってテレビ演説を行いました。
ハーメネイー師は、イランに対する米国の制裁の目的を明らかにし、「米国の制裁は、表面上はイランの体制に対してである。だが、実際にはイラン国民を標的にしたものであり、これは犯罪である」と語りました。
1979年にイランイスラム革命が勝利を収めた後、米国はイラン国民への敵対を開始し、過去40年間、いろいろな方法でこの敵対を継続させてきました。イスラム革命の勝利以来、制裁、戦争、テロ集団への支援、そして最大限の圧力政策、これらは、イラン国民に対するアメリカの敵対という枠組みの中で行われてきました。
米国の歴代政権は、イラン国民に多様な制裁を科してきました。現在の米国政府も、イラン国民に対し経済、保健、医薬品の分野で最も厳しい制裁を科しています。
現在のトランプ米大統領政権は、イランが国境を越えて広まる新型コロナウイルスと戦っている最中に、医薬品や他の医療および保健関連製品のイランへの輸出を制裁対象とし、イラン国民への最高潮に達した敵意を露わにしました。
現在の米統治政権はイラン国民への最大限の圧力政策を採用していますが、この政策は現在、アメリカ人自身も認める通り失敗に直面しています。この点に関して、米紙ワシントンポストは最近、「トランプ米大統領のイランに対する最大限の圧力政策は失敗しており、イランを交渉のテーブルにつかせることができなかった」と記しました。
米国は制裁という形をとりながら、いくつかの目的を持っています。短期的には、「暑い夏」という標語の下で、イラン国民をイランの政府と政権に対峙させようとしました。また中期的には、イランの国家的発展を妨げようとしました 。そして、長期的には、イランの経済的破綻させることに集中してきました。しかしアメリカのこれら3つの目的はすべて、イランの人々の覚醒、国産の知識への依拠、国家経済の強化と石油からの脱却により、失敗に終わりました。
ハーメネイー師は、「訓練用ジェット機と精密部品の製造、数千社の知識ベース企業の立ち上げ、イラン・イスラム革命防衛隊による『ペルシャ湾の星』製油所の建設、南パールス油田での大規模事業、驚異的な防衛用品の製造、これらすべては制裁下の中で行われたものである」とも述べました。
防衛能力の強化、知識ベース企業の活動による科学的能力の強化、新型コロナウイルス感染がピークに達する中で示された健康インフラの適切さなど、さまざまな分野におけるこれらの国家的取り組みは、米国の抑圧的な経済制裁に抵抗する唯一の策が、この体制への対峙であることを示しています。
その意味で、ハーメネイー師は、制裁を克服することは可能なのか?という重要な質問に対し、「制裁は確かに是正可能であるが、それは米国に対し後退することでも妥協することでもない。なぜならば、後退は攻撃者が前進するきっかけとなるからだ」と回答しています。
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