イラン第一副大統領、「米警察の残忍さは人種主義的思考の表れ」(動画)
イランのジャハーンギーリー第一副大統領が、「米警察の残忍さは、米国を支配している歴史的嫌悪や人種主義的な思考に根ざしている」と述べました。
イルナー通信によりますと、ジャハーンギーリー第一副大統領は25日火曜、アメリカで黒人青年が警官に非道な扱いを受けた事件が相次いでいることに反応し、「人種主義的な残忍さや思考は、トランプ政権時代にさらに顕著になった」と指摘しました。
そして、「世界で様々な犯罪に対するダブルスタンダードが存在することが弊害を与えている。全ての場所で人類の良心はこのような残忍さを非難している」と続けました。
先日、米アリゾナ州フェニックスで地元警察の暴力的な措置により黒人青年ラモン・ティモシー・ロペスさんが非道に殺害される様子を撮影した動画が公開されました。
この殺人事件は今月4日に発生したとされていますが、映像は最近になって公開されました。
この動画では、警官たちがロペスさんを捕まえ、6分間にわたり彼の首と腰を膝で押さえつけた上に両足をつかみ、拘束する様子が撮影されています。
報道によれば、この警官たちの暴力的な行為によりロペスさんは意識を失い、その後亡くなりました。
一方、米中西部ウィスコンシン州ケノーシャでは24日、白人警官2人が車に乗り込もうとしていた黒人男性に向かって背後から複数回発砲しました。発砲した理由は明らかにされていません。
この男性は手術を受けたものの重体だということです。
アメリカでは、今年5月25日にミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害された事件をきっかけに、各地で大規模な人種差別撤廃の抗議デモが行われています。
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