4月 20, 2016 21:42 Asia/Tokyo
  • 最高指導者、「覇権主義陣営のソフトな戦争に対抗するには、若者の教育が必要だ」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、覇権主義者のソフトな戦争に対抗するには、決意のある革命的な若者を教育することが必要だとしました。

ハーメネイー師は、20日水曜、イラン全国生徒イスラム協会連盟のメンバー数千人と会談し、「イスラム体制に敵対する陣営は、イランの若者の革命的、宗教的なアイデンティティを変更し、彼らから希望や喜びを奪おうとしているが、それに対抗する唯一の道は、ソフトな戦争の戦士として、献身、勇気、知識を備えた革命的で敬虔な若者たちを育てることだ」と強調しました。

また、アメリカとシオニスト政権を筆頭とする覇権主義陣営とイスラム体制の衝突の一部の分野を挙げ、「政治、経済、文化の面での国家の独立が、こうした分野のひとつである。大国は、外国の影響力や覇権に対抗し、独立を守ろうとするあらゆる国に敵対するだろう」と語りました。

さらに、発展を、覇権主義陣営とイスラム体制の衝突の別の分野として挙げ、「世界の大国は、彼らに依存せずに発展を遂げようとする国に敵対する。なぜなら、そのような発展は、他国にとってのモデルになってしまうからだ」と述べました。

ハーメネイー師は、西アジアや世界におけるイランの力強い存在、パレスチナ問題、抵抗、イラン・イスラムの生活スタイルを、覇権主義陣営がイスラム体制に敵対する別の分野として挙げ、「西側の生活スタイルが広がった国では、社会のエリートが、覇権主義者の政策に屈服する人間に変わるだろう」と語りました。

さらに、「彼らは時折、我々を爆撃や戦争で脅迫しているが、このような発言は馬鹿げている。なぜなら、彼らにはそのような土台も勇気もなく、もしそれを行ったとしても、自分たちにその損害が返るだろう」としました。

また、37年もの間、覇権主義陣営は、イランを消滅させるか、地域におけるその力の成長を阻止することができなかったと強調し、「多くのプロパガンダや脅迫にも拘わらず、レバノンのシーア派組織ヒズボッラーは、今日、自分たちの姿をイスラム世界で示しており、堕落し、依存した中身のない政府が一枚の紙の中でそれを非難しても、何の価値もない」と語りました。

ハーメネイー師は、33日戦争でのシオニスト政権イスラエルのレバノンへの敗北と、このレバノンの勝利と、シオニスト政権に対するアラブ3カ国の強力な軍隊の失敗との比較に触れ、「ヒズボッラーとその敬虔な若者たちは、イスラム世界の誇りの源である」と述べました。

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