10月 11, 2020 04:30 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領とプーチン大統領
    ローハーニー大統領とプーチン大統領

イランとロシアの大統領らが、アルメニアとアゼルバイジャンの衝突を口実とした地域でのテロリストの存在、そして第3国の介入によりナゴルノ・カラバフ紛争が地域単位の戦争に発展することに関して、懸念を示しました。

ローハーニー・イラン大統領は10日土曜、プーチン・ロシア大統領との電話会談において、「アルメニアとアゼルバイジャンの軍事衝突は、イランにとって極めて辛苦であり懸念すべきものだ」とし、「この紛争に対し予想される一部の第3国の介入により、問題が拡大し危機が長期化することになる」と述べています。

また、ナゴルノ・カラバフ紛争への一部のテロ組織の参加に懸念を示し、「テロリストの存在は、イランやロシア、地域全体にとって危険である」と語りました。

さらに、「アゼルバイジャンとアルメニアの間の停戦および、協議開始に向けたロシアの努力は価値あるもので、評価に値する」とし、停戦の実施・継続が重要だとした上で、これに関しイランとしてあらゆる支援・協力を提供する用意がある、としています。

一方、プーチン大統領も1時間以上に及んだこの電話会談で、ナゴルノ・カラバフ問題の解決に向けたロシアの措置について説明するとともに、「ナゴルノ・カラバフ危機を含めた地域問題におけるイランの立場は、ロシアにとって極めて重要である」と述べました。

また、「ナゴルノ・カラバフ危機への第3国の介入や、一部のテロ組織の存在は危険なものだ」とし、「全ての近隣諸国の努力が、対話や協議による危機解決や、戦争・流血の終結に向けたものであるべきだ」と語っています。

両者はさらに、アメリカの一方的な行動や違法な制裁行使を非難するとともに、イランとロシアの関係拡大・深化、そして従来までの合意の実施を強調しました。

 

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