イラン人権本部長官、「イランでのテロに対し、欧州諸国で起きたテロと同様の対応をすべき」
イラン司法府人権本部のバーゲリーキャニー長官が、「国連はイランで起きたテロに対し、フランスやオーストリアで起きたテロのような対応を一度たりとも講じていない」としました。
バーゲリーキャニー長官は、国連事務総長と国連人権高等弁務官に個別に宛てた書簡において、イランの傑出した防衛・核科学者に対するテロ行為に言及し、「この犯罪に対する反応や行動のなさは、テロを一部的に合法としているのではないかという疑惑を強め、過激な行動やテロ行為を普及させている」としました。
そして、国連はオーストリアやフランスで起きたテロ事件に対し、それぞれ今年11月3日、同9月17日に声明を発表して迅速かつ明確な見解を示したことを指摘し、事務総長に対し、イラン核科学者暗殺をテロ行為として認めて非難するという選択に関したどのような措置でも取るように求めました。
また、大国の違法な政策を推し進める道具として国家テロが起こされているとして、「国家テロはこれまでになく国際平和と安全を脅かしており、また人権をも絶え間なく踏みにじっている」と強調しました。
続けて、西側諸国は恥ずべきテロ行為に対し、政治的かつ差別的なダブルスタンダードの対応を取っていることに言及し、「テロリストたちやテロ行為の訴追放免は、国際社会を新たな世界平和・安全の問題に直面させている」と指摘しました。
イラン国防軍需省研究開発機構の長官だった核科学者のファフリーザーデ氏は、先月 27日、テヘラン近郊で武装したテロリストに襲撃されて殉教しました。
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