イラン政府報道官、「安全保障が絡み合った時代の隣国恐怖症期は終わりを告げた 」
イランのラビーイー政府報道官は、「6カ国の地域的協力イニシアチブ」に言及し、「安全保障の絡み合った時代の隣国恐怖症期は終わりを告げた」と述べました。
ラビーイー報道官は2日火曜の記者会見の席上で、同国のザリーフ外相が先週、「地域6か国間の協力イニシアチブ」として知られる六カ国の地域主義実施のためにアゼルバイジャン・バクー、アルメニア・エレバン、ジョージア・トビリシ、ロシア・モスクワ、トルコ・イスタンブールの各地を訪問したことについて言及し、「実際、イラン、トルコ、ロシアの3か国がシリアでの平和と安定の樹立を支援するためにを獲得した、三者プロセスの交渉資本は、この経験を別の地域に拡大するための好ましい土台を提供することになった」と述べました。
そして、「前向きな見通しと変革において、イラン、トルコ、ロシアの3か国とコーカサス3か国は、ペルシャ湾からカスピ海、アラス川から黒海に至るまでのこの広大な地域で、経済、文化、輸送そして鉄道の絡み合ったレベルを、紛争を起こりえなくするだけでなく、広大な地域全体が文明と東西を結ぶ交差点となるレベルまで引き上げることが可能になる」と説明しました。
さらに、今回の訪問とそこで行われた会談において、この地域諸国のすべての首脳が、この地域でのイランの存在とイランが果たす効果的な役割を強調し、「 南コーカサス地方のイランの隣国が、双方が利益を得られるようになるウィンウィンの時代への突入の準備をすることは、一つの祝福されるべき経験である」と語りました。
ラビーイー報道官は、この経験は、ペルシャ湾の向こう側においてもその特別な状況に応じてまた違った形で繰り返すことができるとし、「イランのメッセージは、安全保障が絡み合った時代の、隣国恐怖症期は終焉を迎えたということである」と強調しました。
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