イラン最高指導者上級補佐官「米は、世界的大国の結成に失敗」
(last modified Mon, 15 Feb 2021 12:17:53 GMT )
2月 15, 2021 21:17 Asia/Tokyo
  • イラン全軍総指揮官兼イスラム革命最高指導者の上級補佐官を務めるサファヴィー氏
    イラン全軍総指揮官兼イスラム革命最高指導者の上級補佐官を務めるサファヴィー氏

イラン全軍総指揮官兼イスラム革命最高指導者の上級補佐官を務めるサファヴィー氏は、アメリカは世界的超大国の結成や、自国の優位性の樹立(ヘゲモニー)において失敗している、としました。

サファヴィー氏は15日月曜、テヘランで開催された『21世紀における南西アジアの地政学的、姿勢戦略的な情勢変化』と題する会合にて、「アメリカは、世界的大国や、経済、軍事、政治及び、イデオロギーや文化の面における優位性の樹立に失敗している」と語りました。

また、アメリカの凋落の外的理由に触れ、「イラクやアフガニスタンといった2つのイスラム諸国を軍事攻撃し、占領したこと、そして米の戦略的なライバル国である中国が経済的に、またロシアが軍事力強化のために現状を利用したこと、これらがアメリカの失敗の原因として挙げられる」としました。

さらに、世界は、権力が西半球からに東半球へ移行される方向に転じているとし、「世界経済において、権力はアジアに戻され、中国、インド、ロシアといった大国が上海協力機構の枠内で、経済、治安、経済といった分野においてNATO北大西洋条約機構に対峙することになるだろう」と述べました。

 

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