テヘランで、聖なる防衛の法的追及国際会議が開催 (動画)
テヘランで、聖なる防衛(イラン・イラク戦争)の法的追及国際会議が、イランの政府、軍事関係者や、イランイラク戦争に参戦した元司令官および、各国の駐イラン武官らが参加する中、開催されました。
イルナー通信によりますと、聖なる防衛の法的追及国際会議は23日火曜、開催され、イランのライースィー司法府長官、バーゲリー統合参謀本部議長、ザリーフ外相、全軍指揮官を務めるイスラム革命最高指導者ハーメネイー師の最高顧問サファヴィー大将、イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のガーアーニー司令官が演説を行いました。
イランのライースィー司法府長官は、「欧米諸国が人権を侵害している」と強調しました。
ライースィー司法府長官は、「欧米諸国が行った、聖なる防衛戦争(=1980年代のイラン・イラク戦争)中における人権侵害行動を、我々は国際社会に提示しなければならない」と述べました。
また、「イラン・イラク戦争中は、後に処刑されたイラクの独裁者サッダームがその指揮を執ったが、当時の犯罪の共犯者らの役割もまた裁かれるべきであり、同時に彼らの名前も世界に知らしめるべきである」と語りました。
そして、「イラン・イラク戦争中に西側諸国がサッダームに提供した政治支援や武器、財政援助のリストは非常に長いものである」としました。
ライースィー長官は、「起訴状が準備され、そこに米国、及びドイツやフランスなどといった他の訴えられた西側諸国のイラン・イラク戦争中のすべての犯罪が記入された場合、この起訴状は非常に厚いものになるだろう」
ザリーフ・イラン外相は、「国連は国際法への支持において、輝かしい経歴がない」としました。
ザリーフ外相は、国連がイラン・イラク戦争におけるイラン国民の権利を擁護する上で義務の遂行を怠ったことに触れ、国連は国際法を支持する上で、輝かしい経歴がない」と語りました。
また、「イラクの元独裁者サッダームフセインの対イラン攻撃は、国際法への違反だ」とし、「この軍事攻撃は、拡張主義的な目的に行われ、いずれの定義に照らし合わせても、侵略と見なされる」と述べました。
さらに、「国連の報告からは、イラク旧バアス党政権はイランの住宅地の破壊において、単に破壊のための目的ある行動をとっていたことが判明している」と強調しました。
ザリーフ外相はまた、イラクの旧バアス党政権によるイラン各都市へのミサイル攻撃に触れ、「都市の戦争として知られたのは、戦争犯罪である」と語りました。
サファヴィー最高顧問も、「アメリカは、醜態を晒したまますごすごと地域から撤退することになるだろう、としています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj