イラン外相「西側は、真のニーズの3倍に上るコロナワクチンを買い占める」
3月 15, 2021 20:22 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外相が、西側諸国は真のニーズの3倍もの新型コロナウイルスワクチンを買い占めている、としました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は15日月曜、コロナワクチンの公正な分配やワクチン確保における富裕国と貧困国の機会平等は重要であるとし、「ワクチンを買い占めてはならない」と語りました。
また、「全ての人々は、この共通する人類の苦痛に対し、平等であり、ひとつの国が安全でなければ、全世界が情勢不安に追い込まれるだろう」としました。
さらに、他人から安全を奪うことで、自分の安全を確保することはできず、また他人に圧力をかけることで自分のために将来を築くことはできない」とし、「コロナは、世界で人類が皆互いにつながり、ひとつの船に同乗しているという教訓を我々に与えた」と語りました。
ザリーフ外相はまた続けて、「ワクチン購入を目的としたイランからの送金を阻止した因子は、コロナが蔓延している時代に、人間性、謙虚さや寛容さを学び取っていないかもしれない」とし、「世界の先進国さえもコロナウイルスに対し無力であり、その証拠にアメリカは、世界でコロナの感染者・死亡者が最も多い国となっている」と結びました。
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