イラン・中国両外相が、協力拡大を強調
イランのザリーフ外相が27日土曜、テヘランで中国の王毅国務委員兼外相と会談しました。
IRIB通信によりますと、ザリーフ外相と王毅外相は会談において、イランと中国の2国間関係のほか、地域的・国際的に重要な問題について話し会いました。
ザリーフ外相は、王毅外相のイラン訪問を歓迎するとともに、両国の外交関係が樹立50周年となることに触れ、「もっとも、イランと中国というふたつの偉大な文明の関係は、何世紀も前に遡ることができる歴史を持つ。中国・イラン25ヵ年包括的協力計画ロードマップが調印されたことで、両国の関係は以前にもましてより堅固になるだろう」と述べました。
また、中国はイランが苦境にあった時の友人だとして、「そのため、圧政的な対イラン制裁の時期に中国が取った措置や態度に、我々は感謝している」としました。
続けて、アメリカが核合意内のすべての責務を履行する必要性を強調し、「イランに対する諸制裁の解除は、核合意の完全実施への道を開きうるものだ」と述べました。
さらに、「2022年に予定されている冬期北京オリンピックの開催は、重要な出来事である」として、この国際的行事の価値を低く見せようとする政治的工作を拒絶しました。
一方、王毅国務委員兼外相もこの会談で、イラン暦1400年が明けたことを祝い、二国が記念すべき外交関係樹立50周年の節目を迎えることに触れ、「二国関係は現在、戦略的協力を行うレベルにまで達している。中国は、イランとの関係を全面的に向上させようとしている」と述べました。
そして、「中国・イラン25ヵ年包括的協力計画ロードマップへの署名は、我が国の政府が可能な限り高いレベルの関係を築く意志を持っていることの表れだ」と説明しました。
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