韓国首相が、イランとの協力拡大を強調
4月 12, 2021 17:08 Asia/Tokyo
韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相が、同国とイランとの関係や協力の拡大を強調しました。
IRIB通信によりますと、丁世均首相は11日日曜、イランのジャハーンギーリー第1副大統領と共にテヘランで行った共同記者会見で、イランと韓国の歴史的関係に触れ、「来年は両国の関係樹立60周年を迎える。この友好的かつ親密な関係は続いていくことだろう」と述べました。
さらに、自身のテヘラン訪問を「イランとの相互関係拡大に向けた、韓国の意欲の表れだ」としました。
続けて、核合意参加諸国による協議の進展を喜ばしいことだとしたうえで、「イランと韓国は、様々な分野において協力を拡大していくことを決定した」と明らかにしました。
そして、「わが国の政府は、国内にあるイラン資産の凍結解除に向け努力する」としました。
また、新型コロナウイルス危機についても言及し、「イランと韓国は、新型コロナウイルスを乗り越えるために協力を強めていく予定で、医学・医療面の協力も増加する」と述べました。
ジャハーンギーリー第1副大統領もこの会見で、韓国の銀行によるイラン外貨資産凍結という措置は、イラン国民の間での韓国の心象や立場を悪くしたと述べ、「韓国側から効果的で実感できる一歩を踏み出すことは、同国の過去に対する購いを助けることだろう」と強調しました。
丁世均首相はイランの高官らと会談するため、11日にテヘラン入りしました。
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