イラン南部ペルセポリス西端の古代門、ペルセポリス門
(last modified Sun, 18 Apr 2021 06:46:57 GMT )
4月 18, 2021 15:46 Asia/Tokyo

イラン南部ファールス州にある、ペルシャ語でタフテ・ジャムシード(ペルシャ語で、ジャムシードの玉座の意)と呼ばれるペルセポリス遺跡内でのイランとイタリアの合同考古学調査団による約10年間の発掘調査の後、パルセ市の門(ペルセポリス門)が発掘されました。  

この門は、アケメネス朝時代の古代遺跡として名高いペルセポリス複合遺跡群の部分から西に3.5 km離れた、街の最も古い部分にあります。

この門は焼成煉瓦と日干し煉瓦で造られており、表面全体が色付きの釉薬をかけられたレンガで装飾され、バビロニア語とエラム語の文字で刻まれた碑文があります。

ペルセポリスの大きさは30×40メートル、高さは約12メートルで、中央に回廊があり、その取り囲まれた中央部分は8×12メートルの長方形の部屋となっています。

考古学者らによりますと、この美しい歴史的建造物は、紀元前539年以降、アケメネス朝キュロス大王2世の命令によるバビロン征服を記念して建てられた、とされています。

ペルセポリスの歴史・考古学的遺跡群は、ファールス州の重要な観光名所の1つとして世界的に名声を博しています。

 

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