旅客機墜落事故の政治問題化を狙ったウクライナの企みの詳細が判明
イラン国家安全保障最高評議会に近い情報筋が、「ウクライナは、昨年の旅客機墜落事故を技術面での問題の扱いから外し、その政治的な利用によりロシアに圧力をかけようと努めてきた」としました。
IRIB通信によりますと、この情報筋は「イランでウクライナ旅客機が墜落した後、ウクライナ当局は事故原因はロシアの自走式防空システム・トールM1の技術的な問題と発表することを提案してきた」としています。
また、「事故の現実にそぐわないとしてイランがこの要求を受諾しなかったため、ウクライナは事件を政治化し、技術的な扱いからこれを外すという方法をとった」としました。
さらに、「ウクライナは、298人の搭乗者全員が死亡した2014年のマレーシア航空ボーイング777の撃墜へのウクライナ政府の関与に関する、今なお未解決の疑惑を考慮して、2つの事件を同じ情報源に関連付け、自らに対する疑惑から逃れようとしている」と表明しています。
そして、「ウクライナは、クリミア半島の領有権をめぐるロシア政府との激しい対立のために、墜落事故を間接的にロシアに関連付け、ロシアへの政治的圧力を強めたいと考えていた」としました。
最後に、結局、人為的ミスによって引き起こされたこの悲劇的な事件のすべての側面で透明性を徹底させるイランの意向に触れるとともに、「これを政治的に悪用しようとする試みは全て、法的および技術的手順に反する非人道的なアプローチだ」としています。
ウクライナ当局はこの数日、イラン領内でウクライナ旅客機の墜落が意図的な原因だったとする問題を提起しましたが、イラン当局はこれを激しく否定しています。
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