地域の現状変更に反対するイラン/EUが新たな対ロシア制裁を行使:国際ニュース
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イラン国家安全保障最高会議のアリー・アクバル・アフマディヤーン書記
イラン国家安全保障最高会議のアリー・アクバル・アフマディヤーン書記とアルメニア同会議のアルメン・グレゴリアン書記が電話会談し、地域および二国間の課題について話し合いました。
【ParsToday国際】両氏は19日のこの電話会談の中で、特に経済分野を含む関係強化の重要性を強調しました。グレゴリアン氏はこの電話会談で、アゼルバイジャン側との交渉の最新状況について報告し、アルメニア南部のイランとの国境沿いに回廊を設置するというアゼルバイジャンの構想について、反対する立場は変わっていないと表明しました。
アフマディヤーン氏もこの会談の中で、イスラエルによるイランへの攻撃を非難するアルメニアの立場に謝意を示し、イランの政策は地域の地政学的状況に変化をもたらさず、地域のすべての関係者に利益をもたらすものであると強調しました。
ガザ保健省「65万人の子どもが死の危機に直面」
パレスチナ保健省は18日に声明を発表し、イスラエル側がガザの人々を飢餓状態に置く政策を続けている中で、65万人以上の子どもたちが死の瀬戸際にあると警告しました。声明はまた、イスラエルが人道支援物資の輸送路を攻撃し、飢餓政策のもと、あらゆる年齢層の住民が病院や緊急医療機関に殺到しているとしています。
EUが新たな対ロシア制裁を行使
EUは18回目となるロシアに対する制裁を発動し、22のロシアの銀行との取引禁止、ロシア直接投資基金およびその子会社との取引禁止、さらにはノルドストリーム海底パイプラインの直接・間接利用禁止などを決めました。欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は、この制裁の目的を「ロシアの戦争機械の心臓部に打撃を与えることだ」と表明しました。
イスラエルが国連機関の責任者3名のビザ更新を拒否
イスラエルは、ガザに滞在する少なくとも3つの国連機関責任者のビザ更新を拒否しました。国連人道問題担当副事務総長のトム・フリッチャー氏は、この措置の理由が「責任者らがガザ地区のパレスチナ市民への支援活動を行っているためだ」と述べました。
インド、EUの対露制裁と二重基準を批判
インド外務省のランドィール・ジャイソーワル報道官は18日、EUがロシアに対して新たに課した制裁やインドの製油所に対する制裁、そしてエネルギー貿易における「二重基準」を批判しました。同報道官はXにおいて「インドは一方的な制裁措置を支持しない」「責任ある国として法的義務を完全に履行する」とし、「インド政府は国民の基本的なニーズを満たすために、エネルギー安全保障を非常に重要な責務と考えている」と投稿しました。
イエメンで100万人がガザ・シリアへの連帯デモ
18日、イエメンの首都サナアおよび他の各都市で市民らが大規模なデモ行進を行い、パレスチナの人々やガザの住民への連帯を表明し、イスラエルによるシリアへの攻撃を非難しました。デモの最終声明では、「我々はガザへの支援を続け、イスラエル・アメリカの侵略に対抗し続ける」とし、地域における敵対勢力の犯罪と策略に断固たる態度で立ち向かう決意を示しました。
豪州戦車がウクライナに到着
豪ABCニュースが18日に報じたところによると、豪州政府がウクライナに提供を約束していた米製エイブラムス戦車がウクライナに到着しました。これらの戦車は豪軍では退役しており、豪州政府は昨秋、49両をウクライナに提供すると約束していました。
イエメン軍「ベングリオン空港を攻撃」
イエメン軍のヤヒヤー・サリーウ報道官は18日夜、イスラエルのベングリオン国際空港に対して特別作戦を行ったと述べました。作戦には極超音速弾道ミサイル「パレスチナ2」が使用されたということです。サリーウ氏は「この作戦は完全に成功し、数百万人のイスラエル人がシェルターに避難し、ベングリオン空港の活動が完全に停止した」と述べました。
ブラジル大統領「トランプ関税は強要行為」
ブラジルのルラ大統領は18日、トランプ米大統領がブラジルに対して50%の関税を課すと述べたことについて、「許容できない強要行為だ」と非難しました。ルラ氏は、トランプを支持するブラジルの政治家を「裏切り者」と呼び、「ブラジルはブラジル国民だけのものだ」と強調しました。
イラン・ロシアが先端技術分野で協力
イランのジャラーリー駐ロシア大使は18日、ロシア下院副議長のアレクサンドル・ババコフ氏と会談しました。両者は、最近のイスラエルによるイランへの侵略戦争を振り返るとともに、二国間関係の最新状況や先端技術を含む様々な分野での関係強化の方法について意見交換を行いました。
ガザにおけるイスラエルのジェノサイドの最新統計
パレスチナ広報局はガザ地区におけるイスラエルのジェノサイドに関する最新統計を発表し、6万7880人が殺害されたと発表しました。また、負傷者も13万9355人にのぼり、そのうち60%は子ども、女性、高齢者だとされています。
ロシア、ドイツとの軍事協力協定から撤退
ロシアのミシュスチン首相は18日、ドイツ政府の敵対姿勢を理由にドイツとの軍事協力協定からの撤退を指示しました。ロシアと西側諸国との関係は、ウクライナ戦争をめぐる欧米の制裁により緊張しています。