「マドゥロ大統領には脅迫、ネタニヤフ首相には武器」;ベネズエラ大統領への米国の行動をめぐる「X」ユーザーらの反応
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ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領
南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の逮捕につながる情報提供の報奨金増額という米国の動向に、SNSユーザーらが強く反発しています。
米国は「マドゥロ大統領の逮捕につながる情報に対し、5000万ドルの報奨金を出す」と発表しました。米国務省は以前、マドゥロ大統領に関連するあらゆる情報に対し、2500万ドルの報奨金を約束していました。
米国のこうした新たな行動は、「X」のユーザーから反発を招いています。
【ParsToday国際】この記事では、この問題に対する「X」ユーザーの反応を取り上げます。
「マドゥロ氏は孤独ではない」
Son Polemicasと名乗るユーザーは、メッセージの中でニコラス・マドゥロ氏への連帯を表明しました。
彼は「ニコラス・マドゥロ氏は自由なる世界で最も尊敬され、影響力のある指導者の1人である。彼は決して孤独ではない」と書き込みました。
「テロリストを支援」
「X」における活動家リリアナ・コレドール(Lilliana Corredor)氏は、マドゥロ大統領逮捕の懸賞金を増額しシリア現支配勢力の最高幹部ジャウラニ氏への1000万ドルの懸賞金を取り消した、という米国のダブルスタンダードを指摘しました。
この女性ユーザーは「米国は民主的に選出されたベネズエラ大統領マドゥロ氏を打倒したいと考えており、彼に5000万ドルの懸賞金を懸けた。しかし、テロリストのジャウラニ氏への1000万ドルの懸賞金は取り消したのだ!」としています。
「情けない」
ハード・ウィンター(hard winter)を名乗るSNS活動家は、マドゥロ大統領の逮捕に対する米国の懸賞金増額を「情けない」とし、「マドゥロ大統領の逮捕に対する米国の懸賞金の増額は、愚鈍で情けない」と語りました。
「偽善」
別のユーザー、ディパック・クマール・シン(Dipak Kumar Singh)氏は、このアメリカの行動を偽善的だと非難しました。そして「アメリカは、イラクからリビア、そして今度はベネズエラに至るまで、外国の干渉を強く批判するマドゥロ大統領に5000万ドルの懸賞金を設定した。外国での政権交代はアメリカの楽しみごとであり、その偽善ぶりの極みを示している」と述べています。
「ジェノサイドの奨励」
「アート・クランチー(Art Crunchy)」というユーザー名を持つ、アダルトSNS活動家は、アメリカ上院におけるシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相によるジェノサイド奨励を、マドゥロ大統領逮捕に対する報奨金の増額と比較し、「米国はマドゥロ大統領に5000万ドルの賞金を懸けた。一方、彼らは現在大量虐殺に手を染め、50万人のパレスチナ人を殺めた指名手配中の戦争犯罪者・ネタニヤフ首相を自国上院に招待し、熱狂的な拍手を浴びせている」と書き込みました。
「シオニスト政権への敵意」
アフマド・アリエリ(Ahmad Alyehri)と名乗る社会活動家は「米国の今回の行動の理由は、マドゥロ大統領がイスラエル政権に対して公然と敵対していることにある」との見方を示すとともに、「ニコラスはイスラエルに対して公然と敵対している。アメリカは中南米諸国を自国の裏庭のように扱い、それらの諸国が自らのライバルであるロシアと中国に近づくことを決して許さないし、今後もそうだろう」と述べています。
「マドゥロには手錠、ネタニヤフには爆弾」
ディナ・H(Dina H)を名乗るユーザーも米国の行動を批判し、「マドゥロには手錠、ネタニヤフには爆弾、あなたには法律、私にはジェノサイド」と投稿しました。