アルメニア首相「アゼルバイジャンとの和平合意はイランとの鉄道網接続に寄与」

アルメニアのパシニャン首相は9日、前日に米ホワイトハウスで交わした隣国アゼルバイジャンとの和平合意について、合意内容に含まれている「ザンゲズール回廊」計画が実現すれば、「アルメニアとイランを結ぶ鉄道網が実現する」として意義を強調しました。

【ParsToday国際】パシニャン首相とアゼルバイジャンのアリエフ大統領は8日、米ホワイトハウスでトランプ大統領とともに和平に向けた共同宣言に署名しました。共同宣言には、アゼルバイジャンとその飛び地領・ナヒチェヴァン自治共和国を結ぶ「ザンゲズール回廊」をアルメニア・イラン国境沿いに設置することが盛り込まれているとされます。

パシニャン首相は9日、今回の合意がロシアとの関係に影響を及ぼすのではないかという意見について「合意内容が実現すれば、アルメニアは30年間進展がなかったロシアとの鉄道網接続を実現できる。この鉄道網はジョージア（グルジア）からアゼルバイジャンを経由するルートである」としました。

その上で、「同様にイランとを結ぶ鉄道網も実現できる」と強調しました。

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