イラン外務次官、恒常的発展に向け日本と協力の意向
May 09, 2016 18:05 Asia/Tokyo
イラン外務省のアラーグチー国際法担当次官が、恒常的な発展の障害に対抗するため、日本との協力を拡大する用意があるとしました。
アラーグチー外務次官は9日月曜、日本の安倍首相婦人と共にテヘランで開かれた国際シンポジウム「平和と持続可能な開発に果たす女性の役割」に出席し、「大量破壊兵器の犠牲者であり、女性や子供も戦争の被害を受けたイランと日本の国民は、恒常的な発展における協力に向け、良好な下地を有している」と述べました。
さらに、「イランは恒常的な発展の障害に対抗するための協力拡大を、外交政策の最優先事項と見ており、各国、とくに日本との協力の拡大に向けた用意を表明している」と強調しました。
日本駐在大使をつとめたこともあるアラーグチー外務次官は、「イラン日本協力評議会の発足、投資に向けた相互支援に関する文書の調印、両国の関係者の訪問や協議により、両国の関係の潜在能力が生かされる道が開始されている」としました。
また、「今回のテヘランでの女性シンポジウムの開催は社会問題や女性問題における両国の下地を整える新たな措置であり、イランの女性家庭担当副大統領の歓迎はこの道の開始に向けたイラン側の意志を示している」と述べました。
さらに、「世界の恒常的な発展は恒久平和に関わり、戦争や情勢不安、暴力、過激主義、貧困、後退の中では、人間が能力をつけ、発展するための機会は残らない」としました。
アラーグチー次官は、「イランの平和を支持する女性たちは、日本の女性たちを自らと共にある存在として見出すだろう」としました。
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