視点
イラン製ワクチンによるコロナ・パンデミックとの戦い
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イラン製ワクチン
イランが、新型コロナウイルス予防ワクチンの生産国に仲間入りしました。
イラン食品医薬品局のジャハーンプール報道官は14日月曜、ツイッターで、イラン製コロナワクチンCoviran Barekatへの緊急使用許可の発行発行を明らかにし、「コロナワクチンの製造国は現在、イラン、イギリス、インド、ロシア、中国、アメリカである」としています。
コロナワクチンは現在、世界の非常に多くの地域で開発されている最中ですが、中でもイランの8つの主要なワクチン開発プロジェクトは、この戦略的製品の製品の実用という最終過程に辿り着こうとしています)
このプロジェクトを実行しているのは、バレキャト研究所、イラン・パスツール研究所、ラーズィー・ワクチン・血清研究所、複数の医科大学、国防軍需省、複数の知識ベース企業などです。
イランは人口の年齢分布から算出すると、1億1,200万回分のコロナワクチンを必要としています。現在、国内に設けられたインフラにより、イランは年間1億9,700万回分のワクチンの生産能力を備えています。この生産量により、イラン国民は自国民全員のワクチン接種を行えるだけでなく、世界でワクチンが強く必要とされていることから、これを輸出して経済的利益を得る可能性も有しています。
それでは、こうした一連の成功は一体、どのような状況の中で得られたのでしょうか?
この点での最初の一歩が踏み出されたのは、あらゆる方面からの最大限の政治的圧力と最も厳しい制裁がイランに重くのしかかっていた時のことです。
外国のプロパガンダ報道機関もまた、イランが国民の健康を守り切れずコロナ蔓延により確実に甚大な被害を受け、このウイルスを制御できないという論調に肩入れし、煽り立てていました。しかし、これらの憶測は事実を報じておらず、社会に絶望や失望を吹き込むためのものでした。
フランスのカトリック系新聞「ラ・クロワ」は、先週の記事において次のように報じています。
「世界中の多くの国が他国のコロナワクチン発注リストに注目しており、注文したワクチンの有効性に疑問を呈することさえある。しかし、イラン、キューバ、ナイジェリアは、コロナワクチン製造においては自国の持つ強みを頼みにしようと決意を固めている」
ラ・クロワはまた、「世界の多くの国が、他国からワクチンを購入する待機リストや、国連が後援するワクチンの平等な購買プログラム・Covaxの下でコロナワクチンを受け取るための待機リストに載っている一方で、イランは現在、コロナワクチンを国内で開発できる能力と可能性を有し、実際に開発・製造した国の1つである」と報じました。
ロシア沿ヴォルガ連邦管区中部・タタールスタン共和国科学アカデミーの大学教授兼副学長であるVadimKhomenko氏は、この科学的業績の重要性について次のように述べています。
「イランでのコロナワクチン製造は、科学と製薬技術の分野での同国の高い能力を示すものである。また、イランの科学的進歩と学術・知識生産面での速度からして、同国の研究者にはそのような期待が持たれていたとはいえ、今回の同国でのコロナワクチン開発は、科学技術の分野におけるイランの信用度を世界レベルで高めることになるだろう」
米国の一方的かつ違法な制裁にもかかわらず、イランは多くの分野で進歩発展に成功しました。平和的な核科学の進歩、ES細胞・胚性幹細胞の作製、ナノテクノロジーの成長、高度な産業技術の分野への参入は、制裁措置が前進するイランの科学技術が進んでいく流れを止められないことを証明した事実の一部だといえます。
イランは現在、コロナワクチンの開発に成功したことで、世界の科学的進歩において新たに重要な役割を成し遂げているのです。
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