ゲシュム島でのウミガメ・タイマイの保護活動
(last modified Wed, 23 Jun 2021 09:02:53 GMT )
6月 23, 2021 18:02 Asia/Tokyo

ペルシア湾上に浮かぶイラン南部・ホルモズガーン州ゲシュム島のシーブ・デラーズ村の砂浜は、おだやかな春の季節にウミガメの一種・タイマイの産卵場所となります。このタイマイがいま、絶滅の危機にあります。

イランプレス通信によりますと、タイマイは1回の産卵にあたり60~70個の卵を産むということです。

今年はあわせて約7500個の卵が、ゲシュム島自由特区環境庁とシーブ・デラーズ村の住民の協力により、村内にある保護区域に移送されました。

産卵後70日でふ化し、25~35年で成熟年齢に達します。タイマイの平均寿命は70歳です。

世界では7種のウミガメが確認されていますが、ここゲシュム島の砂浜では、アオウミガメとタイマイの2種が生存しています。

アオウミガメは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種(絶滅危惧1B類・EN)に入っていますが、タイマイはより危険度が深刻な絶滅危惧1A類・CRに分類されています。

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