7月 20, 2021 20:11 Asia/Tokyo
  • 駐イラン新韓国大使の信任状捧呈式で
    駐イラン新韓国大使の信任状捧呈式で

イランのローハーニー大統領が、テヘランで行われた駐イラン新韓国大使の信任状捧呈式で、韓国との二国関係における銀行問題解決を強調しました。

IRIB通信によりますと、ローハーニー大統領は20日火曜、韓国の尹焵鉉(Yun Kang-hyeon)新大使の信任状捧呈式において、「二国は過去に非常に良好な通商・金融関係を築いており、韓国はイランの重要なプロジェクトの多くにも参加してきた。しかし米国の違法で圧政的な制裁により、近年この関係は問題に直面していた」と述べたうえで、「この問題はできるだけ早急に解決される必要がある」としました。

続けて、韓国が解決を約束したにも拘らず、二国の間には依然として金融・銀行問題が存在しているとし、「医療機器や医薬品、さらにはコロナウイルスワクチンの購入において、我々が韓国の銀行にあるイラン資産を利用するのに、未だ問題が残されている」と指摘しました。

そして、「イランが韓国銀行にある資産を利用することは、国の持つ明白な権利である」と強調しました。

また、「イランと韓国の間の金融問題は、イランの人々の韓国に対する信頼に非常に大きな悪影響を与えている。それは、コロナ禍の厳しい状況の間、イランが韓国銀行にある自国資産を利用でなかったからだ」と指摘しました。

一方の韓国の新大使も、イラン友人らが韓国との二国関係に失望していることは十分に理解しているとして、「今日私は、二国の関係強化に向けて自身の最大限の努力をするという特別な任務を帯びている」と述べました。

そして、「韓国は時機を逃すことはない。イランとの二国関係を最大限に拡大するため、現在条件を整え準備している最中である」と続けました。

 

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