イラン大統領がECO首脳会合の傍らトルクメニスタン、パキスタン、トルコ、タジキスタンの首脳らと会談
ライースィー・イラン大統領が、ECO経済協力機構の第15回首脳会合に参加するため、隣国トルクメニスタンの首都アシガバードを訪問しています。
ライースィー大統領は27日土曜夜、アシガバード入りした際、ベルディムハメドフ・トルクメニスタン大統領の正式な出迎えを受けました。
イランとトルクメニスタンの両首脳は、正式な歓迎の直後に会談をお行っています。
今回の会談での主な議題は、両国関係の拡大および、相互間貿易レベルの増大となっています。
ライースィー大統領はさらに翌日、アルヴィ・パキスタン大統領のほか、ラフモン・タジキスタン大統領、エルドアン・トルコ大統領とも会談しました。
第15回ECO首脳会合は28日日曜、アシガバードにて開催される予定です。
ライースィー大統領は、今回の首脳会合で演説するとともに、この会合に参加した各国首脳とも会談する予定です。
なお、ライースィー大統領はアシガバードに向けてテヘランを出発する前に、近隣諸国や地域諸国との協力をイランの優先事項として挙げています。
ECOとは?
ECO経済協力機構は、加盟国間の経済、技術、文化的協力の促進を目的としてイラン、パキスタン、トルコによって1985年に設立された政府間地域組織です。また1992年には、アフガニスタン、アゼルバイジャン共和国、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの7カ国が新たに加盟しました。
この重要な地域的経済組織はその設立以来、貿易、エネルギー、輸送および交通運輸、投資および銀行協力におけるメンバーの協力を優先事項に掲げてきています。
ECOのその他の重要な目標には、地域内外の貿易の拡大、ならびに地域・世界の間の貿易を統合する取り組みが含まれます。
同時に、この組織の設立に当たっての理念は、加盟国に持続可能な経済発展のための条件の提供、貿易上の障壁の撤廃、そしてそれらを通じた地域内貿易拡大の加盟国間の結束の素地を整えそれを促進することとされています。
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