中国の民間石油精製施設が、イランからの原油輸入を拡大
12月 19, 2021 15:45 Asia/Tokyo
中国の独立系石油精製施設が先月、イランからの原油輸入を拡大しました。
イルナー通信によりますと、エネルギー価格をリアルタイムで表示するサイト「オイル・プライス」によれば、市場調査会社ケプラーの統計では、中国のイランからの原油輸入総量は去る10月と比べて、約40%増加し、1日あたり平均60万バレルに達したことが分かりました。
今回の輸入増加は、新型コロナウイルスのオミクロン株の拡大に関連した一連の制限措置や、北京冬季五輪を前にした大気汚染改善のための取り組みなどで、各国からの中国の原油輸入が減少すると予測されている中でのことです。
同様に2022年3月期の同国原油輸入量は1日あたり約1070万バレルと予想され、今年3月と比べて約100万バレル少なくなる見込みです。
それにもかかわらず、中国の民間石油精製施設の間ではイランからの原油輸入が極めて多くなっており、特に中国への主要原油供給国であるサウジアラビアもアジア各国への公式販売価格を値上げしています。
中国の民間石油精製施設は政府系と同様、アメリカの制裁に関連する厳しい国際的監視には直面していません。
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