米国務省報道官「ウイーン協議に一部進展が見られる」
(last modified Wed, 29 Dec 2021 08:21:06 GMT )
12月 29, 2021 17:21 Asia/Tokyo
  • ウイーン協議
    ウイーン協議

オーストリア・ウィーンで、核合意復活を巡るイランと英独仏中露(4+1グループ)の第8回協議と同時に、プライス米国務省報道官が、この協議に一部進展が見られていることを認める発言をしました。

プライス報道官

イルナー通信によりますと、プライス報道官は、28日火曜(日本時間水曜未明)、記者会見し、世論操作及び、協議の場でイランに対する圧力を加える戦術を続ける中で、「イランは最良の状態で巧みに、協議遅延を引き起こすと共に、自国の核計画を加速している」と語りました。

また、西アジアにおけるシオニスト政権イスラエルの核兵器庫には触れず、イランの原子力分野での発展に対する疑惑を繰り返すと共に、「協議の最終ラウンドで小幅な進展が得られたものの、この進展がどれほど根本的、かつ内容のあるものであるかを裁断するには時期尚早である」とし、「協議で得られた進展はいずれも、イランの核計画の発展の速度に比べれば、その進展は非常に遅い」と述べています。

イランとの4+1グループの第8回協議は、今月27日から核合意共同委員会の会合の開催をもって、ウィーンで開始されています。

 


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