在ウィーン国際機関ロシア代表、「西側は核協議の席に戻るべき」
(last modified Wed, 13 Sep 2023 09:36:16 GMT )
9月 13, 2023 18:36 Asia/Tokyo
  • 在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア代表部のウリアノフ・ロシア常駐代表
    在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア代表部のウリアノフ・ロシア常駐代表

在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア代表部のウリアノフ・ロシア常駐代表は、核協議の西側関連諸国に対し、話し合いをまとめるために協議の席に戻るよう勧告しました。

イルナー通信によりますと、核協議でロシア代表団の団長も兼任するウリヤノフ氏は、IAEA国際原子力機関理事会の定例会合でこの発言を行い、「西側諸国は、核合意内諸項目のイランによる逸脱の可能性をめぐり、自分たちの懸念について長々としたリストを提示している」と語りました。

ウリヤニフ氏はまた、「我々の出す答えは、協議に戻って核合意の復活・再実施に向けた合意を決定的にすべきというものである。そのようにしてようやく、彼らの抱く懸念が4ヶ月間をかけて一つ一つ払拭されるだろう」と述べました。

一方、アメリカ、EU、独英仏の核合意関係方面は今回のIAEA理事会の会合において、保障措置上の諸問題の解決を目指すイランとIAEAによる合意実施のプロセスを加速するよう求めました。

また、核合意復活を巡るウィーンでの協議が中断した要因はイランにあると主張しながら、現在の状況の責任がどちらの側にあるかには言及せずに、イランに対して核合意内責務の完全履行を要請しました。

核合意の復活・再実施を目指す協議は、数ヶ月間にわたる集中的な協議が行われてきたにも拘らず、アメリカ側の矛盾した行動、意思決定の遅れ、新たな要求の提起などによって、現在まで中断されています。

 


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