イラン石油相、「OPECプラスは消費者が必要とする石油供給へ準備」
1月 05, 2022 17:36 Asia/Tokyo
イランのオウジー石油相が、OPEC石油輸出国機構の加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の第24回閣僚級会合の結果について語り、「OPECプラス参加国諸国は、消費者が必要とする時にいつでも迅速で確実な石油供給という責任を果たす準備がある」と述べました。
IRIB通信によりますと、オウジー石油相は4日火曜、OPECプラス第24回閣僚級会合の終了後、2022年2月も日量40万バレルの増産ペースを維持するというこの会合の決定に触れ、「世界経済や2022年の世界の需要・供給状況を決める変化に関する専門家の評価を考慮して、OPECプラス諸国すべてが、40万バレルの増産維持ということで意見が一致した」と述べました。
続けて、「もちろんOPECプラスは、市場の動向と石油市場の安定維持に向けたあらゆる措置の実施に対する、自身の定期的かつ継続的な監視も改めて強調した。全諸国は、この合意の成果を維持するために集団的な努力を継続していくだろう」と説明しました。
また、「公表されている統計や報告によれば、世界、特に石油消費国大経済圏における経済指標は改善し、OPECプラスは昨年11月に117%という適切な目標遵守率を達成した。そのおかげで石油世界市場は、オミクロン株の感染拡大に関する一部の懸念はあるものの、均衡と安定に向け満足のいく方向へ動き出しつつある」としました。
そして、「OPECプラス諸国も現在の状況に満足しており、全ての生産国の集団的な努力は、現在の安定した石油市場の継続・維持に向けられている」としました。
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