イラン石油相、「世界市場がイランの原油供給増加を必要としている」

オウジー･イラン石油相が、「世界市場は、わが国の原油供給増加を必要としている｣と語りました。

オウジー大臣は、OPEC石油輸出国機構およびそれ以外の産油国が結成するOPECプラスによる、ビデオ形式での第25回会合の終了後、「世界市場はイランの石油供給の増量を必要としており、わが国は世界市場への供給を可及的速やかに増やす用意がある｣と述べています。

また、「世界、特に主要な石油消費国の経済指標の改善により、世界の石油市場は、コロナ新変異種・オミクロン株の蔓延への一部懸念が存在するにも拘らず、満足のいくバランスと安定の方向に進んでいる」としました。

さらに、「世界の原油消費国、特に大国が現在の石油価格と供給水準に不満である場合、最善の提案は、一方的で抑圧的な米国の対イラン制裁をできるだけ早く解除し、最大可能量でのイランの石油生産を世界市場に戻すためのスペースを開くことだといえる」と語っています。

そして、「欧州のエネルギー・ガス危機の問題は極めて深刻であり、それは二酸化炭素の主要な排出国の協力なしには解決できない。石油・ガスの最大の生産国の1つであるイランは、この点で行動を起こす準備ができている」と述べました。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。