イラン、「尿素と液化ガス、石油の対ブラジル輸出の用意あり」
2月 19, 2022 20:13 Asia/Tokyo
イラン国会の農業・水・天然資源・環境委員会のアスキャリー委員長が、「わが国は、友好国であるブラジルに対し尿素や液化ガス、石油及び石油化学関連産物を輸出する用意がある」と語りました。
イランを訪問中のテレーザ・クリスティーナ・ブラジル農業相は17日木曜、代表団を率いてイラン南部の都市シーラーズを訪問し、同市の巨大石油化学施設を視察。その後、アスキャリー委員長と会談しました。
国際通信イランプレスによりますと、アスキャリー委員長はテヘランで開催された、クリスティーナ大臣が出席してのイラン・ブラジル貿易会合において、「我々は制裁を意に介しておらず、貿易の発展は両国の利益に沿ったものであるべきだと考えている。そして、貿易の流れが食品安全の確保の手段となるよう希望する」と述べています。
そして、「西アジア最大とされるシーラーズの石油化学施設は、独自の方法で尿素を生産しており、ブラジルのニーズを確保できる」と語りました。
一方、クリスティーナ大臣もこの会合で、「ブラジルは、およそ6億トンものサトウキビを栽培している。これは多くの化学肥料を必要とする最も重要な部門で、それらはイランから供給が可能だ」と述べています。
さらに、ブラジルが必要とする小麦の一部をイランから供給すること、そして観光部門の発展に向けて両国間を直行便の開設を強調しました。