イラン政府報道官、「ルワンダ虐殺事件に仏が直接関与」
4月 07, 2022 19:46 Asia/Tokyo
東アフリカ・ルワンダ虐殺事件の記念日に際し、イランのバハドリジャフロミ政府報道官は「フランスのような国々は、武器供与によってルワンダでのジェノサイド事件に直接関与している」としました。
IRIB通信によりますと、バハドリジャフロミ報道官はツイッター上で、「28年前のこの日、ルワンダで虐殺が開始され、100日間でおよそ100万人が殺害された。すべての人が歴然とした虐殺事件を目の当たりにしたが、それに対して沈黙した。フランスなど一部の西側諸国は、武器移送によってこの事件に直接関与した」と書き込みました。
ルワンダ虐殺事件は1994年、同国の2大部族の1つ・フツ族の出身である当時のハビャリマナ大統領の乗った専用機が首都キガリ付近で墜落した事故をきっかけに発生しました。
フツ族は、この墜落事件を他の部族・ツチ族の仕業だとし、これにより、この2大部族の間で激しい衝突が発生しました。ルワンダ虐殺事件で、成人男女や子供を合わせて80万人から100万人が殺害された他、20万から50万人の女性が性的暴行を受けました。
2016年に行われたルワンダの特別調査の結果、22人のフランス軍事関係者が直接、ルワンダのジェノサイド事件に関与したことが判明しています。
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