イラン人研究者が、幹細胞による歯の再生で功績

イラン人研究者らが世界で初めて、幹細胞を使って歯を再生させることに成功しました。

イランは現在、幹細胞技術の分野で地域ではトップであり、世界でも１３位につけています。

ＩＲＩＢ通信によりますと、イランのセムナーン医科大学歯学部のマリヤム・ジャリーリー・サドルアーバード講師は、他の研究者らとともに、動物実験での幹細胞移植による天然歯の再生に成功しました。

同氏によると、幹細胞と新たに開発された成長促進剤を利用し、ウサギの抜歯した箇所に個体独自の構成物質が移植され、３Ｄ画像の解析の結果、完全な天然歯が生えてきたということです。

ジャリーリー・サドルアーバード氏によると、歯の幹細胞に関する研究は、世界ではここ約２０年、イランでも約１５年の歴史があります。このプロジェクトが最終的な成果に至った場合、患者自身の幹細胞を利用してイランが開発した手法による新たな歯の再生治療が実現することになります。

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