イラン外務省報道官が、英在住のルワンダ難民の強制送還に言及
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イラン外務省のハティーブザーデ報道官は、イギリス政府が国内在住のルワンダ難民の強制送還計画を発表したことについて、国際的責任の放棄だとしました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
4月 16, 2022 17:07 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のハティーブザーデ報道官
    イラン外務省のハティーブザーデ報道官

イラン外務省のハティーブザーデ報道官は、イギリス政府が国内在住のルワンダ難民の強制送還計画を発表したことについて、国際的責任の放棄だとしました。

イギリス政府は不法移民の増加に対抗するため、危険な英仏海峡を通じて難民らをルワンダに送還し、その間に彼らの難民申請を検討するとしています。

ジョンソン首相は、法的側面が明確でないこの措置を、英仏海峡を難民たちの墓場にしたブローカーに対抗するためとしています。

イラン外務省報道・広報局によると、同省のハティーブザーデ報道官は15日金曜、英政府によるこの措置を難民条約の精神に反するとしました。

ハティーブザーデ氏は、「英政府により発表された計画は、難民に対する自らの責任を第三国になすりつけ、難民たちを条約や各種国際協定違反の状態に置き、人道・倫理的配慮を完全に無視するものだ」と述べました。

その上で、難民をモノ扱いすることや、人間の尊厳に反する暴力の行使・差別的振る舞いをあってはならないものとし、イランが数百万人の難民を受け入れていることに触れ、「イギリスが難民の追放を計画する中、同国やその他の西側諸国は常に、イランの難民管理・支援のための努力を無視している」としました。

そして、「イランは、人道的配慮を遵守し、外国からの最小限の支援で、アフガニスタンをはじめとする近隣諸国から数百万人の難民を受け入れてきており、難民関連の国際機関から何度も感謝・認知されている」としました。

 


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