世銀、「イラン経済は停滞から脱出」

世界銀行が「イラン経済は、2020年から始まった段階的な回復の道を歩み続けている」とした上で、「イラン経済は、過去10年間続いた不況からゆっくりと脱却しつつある」としました。

イルナー通信によりますと、世界銀行は今月発表されたイラン経済に関する報告において、「イラン経済は過去2回にわたる経済制裁や原油価格の据え置き、また新型コロナウイルスの大流行に遭遇してきたが、現在ゆっくりと、過去10年にわたる不況から脱却している」としています。

さらに、「石油価格のさらなる上昇は、イランの収入を直接増加させ、間接的にイランの石油輸出量のより速い成長につながる可能性がある」としています。

そして、「イラン経済へのリスクには、コロナ新変異株の出現、気候変動の影響の悪化、世界の食料価格とイランの輸入に対するウクライナ戦争の影響を含む地政学的緊張の高まりに関係している」としました。

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