イランのメトロポール・ビル崩壊で、国内各方面が協力
(last modified Sat, 28 May 2022 10:32:21 GMT )
May 28, 2022 19:32 Asia/Tokyo

イラン南西部フーゼスターン州のアーバーダーンでは、10階建てのビル「メトロポール」崩壊事故現場のがれき除去作業が続けられ、救助隊員も24時間体制で活動を行っています。

メトロポールが今月23日に崩壊したことを受け、現地ではすぐさま、消防隊の救助やがれき除去作業、さらに救急隊や赤新月社の活動が始められ、さらにイランのさまざまな州からも支援が寄せられました。

イラン西部ケルマーンシャー州の救助隊は、災害救助犬を連れてがれきの下に埋もれた人々を捜索しています。また、テヘラン州の消防・救急隊も、がれき除去に使う重機を使い、現場で作業を行っています。

この事故に関しての公式報道を行っているアーバーダーン行政官のアッバースプール氏は、現場で国際通信イランプレスのインタビューに応じ、「専門家らがメトロポール(の残存部分)を固定させた後、がれき除去作業はより迅速に進んでいる」と語りました。

続けて、「今回の事故によりこれまでに26人が死亡、37人が負傷している。負傷者のうち34人は、医師や医療スタッフの努力によりすでに退院した」と説明しました。

イランのヴァヒーディー内務相は、引き続きアーバーダーンに滞在し、がれき除去作業や犠牲者遺族に関する調査などを現地で監督しています。

イランのモフベル第1副大統領も27日金曜、アーバーダーンに赴いて事故現場を直接視察し、「メトロポール・ビル崩壊事故の責任者は厳しく処分されるだろう」と強調しました。

 


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