イラン海事港湾機関が声明、「ギリシャ船舶2隻が違反」
(last modified Sun, 29 May 2022 07:22:28 GMT )
May 29, 2022 16:22 Asia/Tokyo

イラン海事港湾機関が、ペルシャ湾でのギリシャ船舶2隻の拿捕の理由を、海事上の一部の違反行為だと表明しました。

イランイスラム革命防衛隊が27日金曜、ペルシャ湾海域で違反行為を行ったギリシャの石油タンカー2隻を拿捕したと発表しました。

今回のイランの措置は、在イラン・ギリシャ大使館代理大使をイラン外務省へ呼び出し、同国へ海賊行為を慎むよう要請した後にとられました。

ギリシャは先月、イラン船籍のタンカー1隻を拿捕しました。ロイター通信は、ギリシャがこのタンカーの石油をアメリカに引き渡したとしています。

イルナー通信によりますと、イラン海事港湾機関の声明では、「ギリシャ船籍の船舶2隻が、海上で引き起こした違反行為により現在のところ拿捕されており、この問題は証拠資料などに基づき調査中である。必要な証拠調査が完結した後、必要な司法手続きがとられる」とされています。

同機関はまた、これらのギリシャ船籍のタンカーの乗組員らの抑留については否定し、「問題の2隻の船舶の全乗組員は、安全かつ完全に健康な状態にあり、現在船内にいるが、国際法に照らし保護され、彼らには必要なサービスのすべてが提供されている」としました。

さらに、「イランはMLC『2006年の海上の労働に関する条約』の批准国の1つとして、賓客とみなされる船員を含むすべての海上教務関係者に対する自らの責務を履行している」と強調しています。

 


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