在ウィーン国際機関ロシア代表、「核合意協議のボールは米側にある」
6月 01, 2022 15:10 Asia/Tokyo
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在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア代表部のウリヤノフ常駐代表
在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア代表部のウリヤノフ常駐代表が、核合意をめぐるウィーン協議の過程でイランが見せた柔軟性に触れ、「この協議のやり取りのボールは現在、米国側にある」とし、最終合意に達するための米国の協力を求めました。
イルナー通信によりますと、ウリヤノフ代表は31日火曜、ツイッターにおいて、「マスメディアの報道によれば、調整役であるモラEU欧州対外行動庁事務次長最近がイランを訪問した際、イラン側は柔軟な姿勢を示した。現在彼らは、米国側の返答を待っているところだ」としました。
続けて、「ボールは現在、米国側にある」と指摘しました。
ウリヤノフ代表はこれ以前にも、アメリカのバイデン政権がトランプ前政権時代の対イラン制裁の一部の維持を欲しているとして、ウィーン協議に対する同国のより建設的かつ専門的なアプローチを求めていました。
2022年3月11日から休止期間に入った、制裁解除をめざすウィーン協議の第8ラウンドは、核合意に違反した側であるアメリカが必要な政治的決定を未だに行っていないため、責務履行の保証問題と、制裁対象リストからの法人および個人の削除が、依然として解決すべき問題のままに残されています。
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