イラン原子力庁長官、「秘密裏の核活動なし」
(last modified Thu, 02 Jun 2022 11:16:50 GMT )
6月 02, 2022 20:16 Asia/Tokyo
  • イラン中部ナタンズの核施設にあるウラン濃縮用遠心分離機
    イラン中部ナタンズの核施設にあるウラン濃縮用遠心分離機

イラン原子力庁のエスラーミー長官が、同国の平和目的による核活動に対する西側諸国の主張に反論し、「わが国には、秘密裏・未申告の核活動は一切存在していない」と語りました。

アメリカおよび英独仏は1日水曜、IAEA国際原子力機関理事会の決議草案において、事実無根の一部主張を繰り返すとともに、「イラン国内には未申告の核施設が存在する」と主張しています。

エスラーミー長官はIRIB通信記者のインタビューで、「このような疑惑は空虚だ」とし、「このような行動はまさしく、シオニストや反革命勢力による侵略的行動であり、長年にわたって続いてはいるが、完全に使い古されたものだ」と述べました。

また、「ひとつの国際機関(=IAEA)がこのような圧力や喧騒に左右されているのは、誠に遺憾であるとしか言えない」としています。

さらに、「わが国にはこの分野に関する秘密裏の活動は一切存在せず、わが国の学術・専門機関に対しては世界でも最大規模・最多回数の調査が実施されている」と語りました。

そして、「わが国には、世界全体の核関連施設の2~3%が存在するのみだが、査察検査では26%がイランに対してのものだ」とし、「このような喧騒こそはシオニストが引き起こしたもので、しかもそれは決して成果に至ったことはなく、今後も奏功しないろう」としています。

 


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