統一教会による被害実態、SNS上で多数の告発
7月 14, 2022 20:40 Asia/Tokyo
安倍晋三元首相の殺害事件で、逮捕された山上徹也容疑者が母親が入信していた統一教会(現・世界平和統一家庭連合)に恨みを募らせていたと供述したことから、同団体への関心がにわかに高まっています。SNS上では統一教会により被害を受けた人から多数の告発が投稿されています。
山上徹也容疑者の母親は、1998年から統一教会に入信し多額の献金をしたことから、2002年に自己破産しています。このことから山上容疑者が長年にわたり統一教会に対して恨みを抱き、同団体とつながりがあるとみなした安倍晋三氏の殺害を決意したとされています。
このことから、SNS上では統一教会の活動実態への関心が急激に高まり、実際に被害に遭った人からの証言も数多く投稿されています。
中でもツイッターでは、親が統一教会への献金にのめり込み、破産や一家離散に追い込まれたいわゆる「宗教2世」と呼ばれる人たちや、教会側が勝手に決めた相手と結婚させられる「合同結婚式」に参加し、結婚相手から暴力をふるわれたり、貯金をすべて使われたりした人などが自らの経験を投稿しています。
また、大学キャンパス内で統一協会の学生団体である「原理研究会」から執拗な勧誘を受けた人や、友人が勧誘を受けて入信した人の経験談も数多く見られます。