東京で、処理水海洋放出計画に市民が抗議

原子力規制委員会による、東京電力の福島原発処理水放出計画の認可決定に、市民らが抗議しました。

汚染水を浄化処理したALPS処理水の海洋放出に対する抗議の声が高まる中、原子力規制委員会は22日金曜、東京電力の放出計画を認可しました。

規制委の会議室内で同日午前、更田豊志委員長が放出許可を宣言すると、傍聴席から「福島の声を聞け」「汚れた水を海に流すな」「福島の子どもたちに何と説明するんだ」などの怒号が飛び交い、室内は10分ほど騒然とした雰囲気となりました。

また、規制委が入るビル前では、市民団体「再稼働阻止全国ネットワーク」のメンバーが「海洋放出は許されない」と声を上げています。

処理水の海洋放出には、以前から風評被害の発生を懸念する漁業者を中心に強い反対の声があがっています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。