安倍元首相銃撃から1か月、現場は今なお追悼者が絶えず
8月 08, 2022 15:34 Asia/Tokyo
安倍晋三・元首相(67)が銃撃されて死亡した事件の発生から、8日月曜で1か月が経過しました。
日本時間の先月8日午前、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で街頭演説中の安倍氏が、背後から山上徹也容疑者(41)に撃たれ、搬送先の病院で死亡しました。
日本の報道各社によりますと、事件現場となった大和西大寺駅前には、8日月曜朝から多くの人々が追悼に訪れ、手を合わせ 冥福を祈る姿が見られました。
毎日、通勤で現場近くを通るという50代の女性は「惜しい人を亡くしたと残念な気持ちで一杯です。ショックで事件後、しばらくは現場を見たくありませんでした。未だにしんどい気持ちはあります」とコメントしました。
また、滋賀県の40代の男性は「事件を忘れたことはありません。安倍さんにはありがとうございましたという気持ちで手を合わせました」と語っています。
さらに、同日午前6時半ごろには奈良県警察本部のトップ、鬼塚友章本部長が訪れ、1分近く手を合わせていました。
一方、逮捕された山上徹也容疑者(41)は殺人容疑で送検され、刑事責任能力を調べるため、11月までの予定で鑑定留置が行われています。
なお、襲撃を未然に防げなかった当時の警備の問題については、警察庁が今月にも検証結果をまとめる方針です。