天皇陛下が来日中の国連事務総長と面会
8月 08, 2022 16:34 Asia/Tokyo
天皇陛下が8日月曜午前、来日中の国連のグテーレス事務総長と面会されました。
日本の報道各社によりますと、天皇陛下は、お住まいの御所の小広間で国連のグテーレス事務総長を出迎えられ、25分ほどにわたり、終始和やかな雰囲気で会談されました。
宮内庁によりますと、天皇陛下は6日土曜の広島市の平和記念式典に事務総長が出席したことについて「今回、広島を訪問されたことに感謝します」と述べられたということです。
これに対して、グテーレス事務総長は「陛下が国連のさまざまな課題に、個人的に関心を寄せられ、また貢献されていることに感謝します」と応えたということです。
また、事務総長が「現在、世界には新型コロナウイルスに加えて、気候変動、ウクライナ、物価高騰など課題が山積しています。特に発展途上国が厳しい状況に置かれています」などと話すと、天皇陛下は「国連と国連事務総長による取り組みを通じて、困難な状況が克服され、世界の平和と繁栄が実現することを願います」と述べられたということです。
天皇陛下は皇太子時代、国連難民高等弁務官だったグテーレス氏が来日した際に皇后さまと共に3回面会されていますが、天皇陛下になってからは初めてで、今回は2015年以来およそ7年ぶりの面会となりました。
グテーレス氏は今月5日に来日し、おととい広島で行われた平和記念式典に出席しました。
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