日本で、トルコ国籍の男性が初の難民認定
日本の法務省が、トルコ国籍の男性を初めて難民として認定しました。
日本でも毎年多数の難民認定申請が出されていますが、現在の日本は難民の受け入れに厳格な姿勢を取っており、難民認定率はわずか0.2%です。
日本の報道各社によりますと、難民認定を受けたのは、2014年に来日した30代のトルコ国籍の男性で、さきほど、東京・港区の東京出入国在留管理局本局で、本人に通達されたということです。
男性の代理人の山田幸司弁護士は、「認定は7月28日付で、9日に証明書が交付された」とし、「非常に大きな一歩だ」と評価しています。
難民認定まで8年あまりかかったこの男性は「長い戦いで力尽きそうだったが、正しさと法への信頼が維持された。実現された正義が私以外の人にとっても希望になることを願う」とコメントしています。
この男性は、帰国すれば迫害の恐れがあるとして、複数回にわたり難民申請をしていました。
しかし、難民として認定されなかっため、処分の取り消しなどを求めて国を提訴していました。
一審の札幌地裁は男性の訴えを退けましたが、二審の札幌高裁は「帰国した場合、身柄を拘束されて暴力を受け、生命の危険が生じる可能性がある」として、処分を取り消す判決を言い渡しています。
その後、国は上告せず、この判決が確定しました。
この男性が今回、日本で難民認定されたことは、今後の難民認定に影響する可能性があるとみられています。
日本でも毎年多数の難民認定申請が出されていますが、現在の日本は難民の受け入れに厳格な姿勢を取っており、難民認定率はわずか0.2%です。
日本でも毎年多数の難民認定申請が出されていますが、現在の日本は難民の受け入れに厳格な姿勢を取っており、難民認定率はわずか0.2%です。