コロナ第7波中の日本の飲食店、生き残りをかけ必死
かつてないコロナ感染の大波のさなかにある日本では、飲食店がかつての客足を回復させようと奮闘しています。
特に最近では、コロナ変異株の流行により、日本はコロナ第7波のさなかにあり、昨今では1日の感染者数が連日20万人を上回り、感染者の累計数も1700万人近くに達しています。
しかし、そのような中でも日本政府はコロナ関連の行動規制を設ける気配はありません。
日本ではコロナ危機発生以後、政府が数回にわたり緊急事態宣言を発し、飲食店への時短営業・休業をはじめ、人々に一連の行動制限を課したことから、外食産業は大きな打撃を受けました。
このため、コロナ危機で失われた客足を呼び戻し、V字回復を目指そうと、飲食店はしのぎを削っています。
ここは、東京・渋谷の風情ある中華料理・点心飲茶の〈168点心飲茶&薬膳鍋〉です。
ここに勤める女性店員は、「店内は常に清掃して、暇な時間にはお客様がよく触る食器や入れ物はよく消毒する一方で、現在ではご来店されたお客様には検温・消毒をお願いしています」と、平常時以上に衛生に注意を払いながらの営業に苦心している様子を語っていました。
確かに、表向きにはひところの様な行動制限はないものの、店内のお客さんの数は少なめです。
一連のメニューを取り揃えてスタンバイしているものの、店内は空席が目立ち、調理担当者も手持ち無沙汰な様子が見て取れます。
そうした状況について、この女性定員はさらに「平日ですと、お客さんの数は70人を切ってしまいますね。土日でもう少し多くの方が来られても、200人にも満たないこともあります。本当に、売り上げはぐんと下がり半分ぐらいまで落ち込んでしまいました。お店としては大打撃だと思います」と正直な胸の内を明かしました。
その一方で、客足の少ない現状の原因について、「お客様がちゃんとご自宅で自粛されているのが一番の要因だと思います。お客様が安心して外に出て外食できるような環境ができることを願っています」と冷静に分析した上で、今後の希望も語っています。
飲食店はコロナ対策を徹底し、メニューもそろえて顧客を待つも、ここしばらくはまだ「我慢の時」を強いられそうな気配です。