円安が加速、一時は24年ぶりの1ドル139円台半ばに
(last modified Thu, 01 Sep 2022 04:32:42 GMT )
9月 01, 2022 13:32 Asia/Tokyo
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東京外国為替市場の円相場で円安が加速し、一時1ドル139円台半ばまで下落しました。

日本の報道各社によりますと、 1日水曜午前の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル139円台半ばまで下落し、1998年9月以来、24年ぶりの円安ドル高水準を更新しています。

これは8月31日と比べて、ドルに対して1円程度値下がりし、円安が加速している形となっています。

FRB米連邦準備制度理事会のパウエル議長は先月26日、米西部ワイオミング州ジャクソンホールでの講演で、高いインフレを抑えるために利上げを続ける姿勢を表明しました。

その後もFRB高官から金融引き締めに積極的な「タカ派」発言が相次ぎ、米国の長期金利が上昇したことから、日銀が大規模な金融緩和を進める日本との金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが進んでいます。

また、アメリカで利上げが長期化することで景気が減速するという見方から、1日の東京株式市場では、日経平均株価が午前の終値で400円以上値下がりしました。

この問題について、市場関係者は「景気が冷え込む可能性があっても、インフレを抑え込むために利上げを継続するというFRB米連邦準備制度の方針は変わらないという見方が広がっている。このためアメリカの長期金利は今後も上昇すると見込まれ、ドルを買って円を売る展開になっている」とコメントしました。

 


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