9月 06, 2022 16:46 Asia/Tokyo
  • 日本の江戸東京博物館
    日本の江戸東京博物館

韓国のソウル歴史博物館が、日本の江戸東京博物館との国際交流展「隅田川―江戸時代の都市風景」を今月7日から10月23日まで開催します。

韓国・ヨンハプ通信がソウル歴史博物館の発表として報じたところによりますと、この交流展は江戸東京博物館が10年に開催した特別展を再構成したものです。

主な企画としては、江戸の中心部を流れる隅田川を背景に描いた屏風や風俗画、地図、書籍など同館の所蔵品77点を展示し、江戸時代(1603~1868年)の日本の都市風景と生活文化を紹介することになっており、観覧は無料です。

これについて、ソウル歴史博物館のキム・ヨンソク館長は6日火曜、「ソウルにとっての漢江のような隅田川を取り上げたこの展示により、両都市の間で理解が深まることを願う」とコメントしました。

同館は2002年から江戸東京博物館と展示や調査研究などの交流協力を続けてきました。

なお、東京都・江戸東京博物館は1993年に開館し、これまでの約30年で設備をはじめ施設全体の経年劣化が進んできていることから、全面的な設備機器更新等の大規模改修工事を行うため、去る4月1日から2025年度途中までの予定で休館中となっています。

同館のウェブサイトによりますと、相互交流の成果でもあるソウル歴史博物館での今回の「隅田川-江戸時代の都市風景」展は、休館中の事業の1つとして開催されるということです。

また、今回は隅田川流域における江戸時代の生活と文化を当館収蔵品の中から紹介するとともに、江戸の人々にとって輸送の大動脈であると同時に、江戸の旧跡、寺社、行楽地を数多く抱えた川として深く愛され、親しまれてきた隅田川について、隅田川のゆかりの絵画や歴史資料をもとに、江戸の人々の生活と文化を韓国で初めて公開するということです。

 


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