警察官向け教材に、外国人差別の記載
(last modified Wed, 07 Sep 2022 09:51:09 GMT )
9月 07, 2022 18:51 Asia/Tokyo
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各都道府県警向けに教材として販売されている書籍に、職務質問の対象として複数の国籍を列挙するなど人種差別的な記載があることがわかりました。

沖縄タイムスによりますと、この書籍は警察時報社が出版している『職質道99ー技と極意の伝承ー』です。

同書では、職務質問の対象者として、「黒人・イラン人・ブラジル人・韓国人・中国人(薬物・マフィアが多い)」などと具体的な国籍名を挙げて記載しています。

他にも、「暴力団員風・遊び人風・暴走族風・不良外国人風・不良少年風等・前科がありそうな者・崩れた雰囲気の者」「やつれて顔色が悪い風俗・水商売風」など、人の外見上の特徴や職業などを列挙した上で、「声をかけて不審者かどうか確認してください」「必要性があれば所持品検査を実施しましょう!」などとしています。

特定の人種・国籍や、外見、職業をもって犯罪者のように断定するのは差別行為に該当します。

警察時報社の荒井哲也代表は、沖縄タイムスの取材に対し、「内容に関しては著者に任せているためコメントできない」と述べています。

 


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