ハリス米副大統領が国葬に出席へ、就任後初来日
9月 08, 2022 15:49 Asia/Tokyo
ハリス副大統領が、今月27日に予定されている安倍元首相の国葬に参列する見通しです。
日本の報道各社によりますと、米ホワイトハウスは7日水曜、東京・日本武道館で今月27日に行われる安倍晋三・元首相の国葬(国葬儀)に、ハリス副大統領が米代表団を率い、バイデン政権を代表して出席すると発表しました。
昨年1月の就任後、ハリス氏の来日は初めてとなります。
ホワイトハウスは声明で「安倍元首相の遺産に敬意を表し、日米同盟を擁護して『自由で開かれたインド太平洋』を推進した安倍氏のリーダーシップの重要さを強調する」と表明しました。
また日米両政府は、ハリス氏が滞在中、岸田首相と会談する方向で調整しています。
これについて、松野官房長官は記者会見で「ハリス副大統領の訪日は、日米同盟を新たな高みへと導いた安倍元総理大臣の貢献を高く評価するものだ。ハリス氏の副大統領としての訪日は今回が初めてで、心から歓迎する」と述べました。
日本政府は、今回の国葬には各国の現旧首脳数十人が参列すると見込んでいます。
なお、安倍元首相の国葬に関する費用の総額が、16憶6000万円程度になることがわかっており、 この金額に与野党から疑問の声が上がっています。
特に立民の安住淳国対委員長は今月6日、「政府は(野党に)言われて小出し、小出しにしている。反対が強いから小さく見せかけようとするやり方だ」と批判し、総額も「さらに膨れ上がる可能性が極めて高い」として厳しい見方を示していました。