愛知・豊橋で、台風に備えて船を退避させた男性が死亡
(last modified Sat, 17 Sep 2022 11:13:38 GMT )
9月 17, 2022 20:13 Asia/Tokyo
  • 愛知・豊橋での台風
    愛知・豊橋での台風

愛知県豊橋市で、台風に備えて船を退避させていた船長の男性が死亡しました。

NHKが愛知県の三河海上保安署の発表として報じたところによりますと、日本時間17日土曜午後1時前、豊橋市の三河港内でレジャー用の小型船舶が無人の状態で漂流しているのが見つかり、その後2キロほど離れた浜辺で船長の82歳の男性が倒れていたということです。

この船長は、まもなく死亡が確認されました。

警察によりますと、この男性は台風に備え、船を退避させると家族に伝えて外出していたということです。

現場海域は当時、海上風警報が出ていて、海上保安署は何らかの理由で船から転落したとみて、詳しい事故の状況を調べることにしています。

大型で猛烈、かつ過去最強クラスとされる台風14号が、あすにも九州を直撃すると見られ、気象庁は厳重な警戒を呼びかけています。

日本の報道各社が17日土曜、報じたところによりますと、この台風は18日日曜に九州を直撃し、その後日本列島を縦断すると見られています。

気象庁によりますと、大型で猛烈な台風14号は日本時間の17日午後7時には、沖縄県の南大東島の北北東180キロの海上を1時間に20キロの速さで北西へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は910ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで、中心の東側185キロ以内と西側150キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

現在台風14号は沖縄県大東島付近に最接近し、同島では空港のターミナルが閉鎖されたほか、那覇発着の全便が欠航となりました。

台風14号の接近に伴う、17日午後6時現在の交通機関への影響について、JRは各地の新幹線で18日と19日、計画運休を行う可能性があるとしています。

また17日午後6時現在で、九州新幹線は18日は熊本駅と鹿児島中央駅の間で始発から終日、運転を見合わせることを決めたほか、博多駅と熊本駅の間で正午ごろから運転を見合わせるということです。

さらに、山陽新幹線は、広島駅と博多駅の間で、19日は始発から運転を取りやめる可能性があるということです。

そして、国内を発着する空の便は午後5時現在、日本航空と全日空をあわせて17日は119便、18日は少なくとも335便の欠航が決まっています。

気象庁は、「類似するものがないほど危険な台風だ」とし、厳重な警戒を呼びかけています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     Youtube     urmediem


 

タグ